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ただでさえ不安な妊婦検診。お医者さんに「NTがありますね」と言われ、その聞き慣れない単語にびっくりしてしまう妊婦さんは結構たくさんいます。今回はNTについて詳しく説明していきます。

 

目次

・NTとは

・染色体異常を診断する方法にはどんなものがある?

・胎児ドックとは

 

NTとは

NTは妊娠11週~13週の赤ちゃんの首の後ろに出来るむくみのことです。正式名称はNuchal Translucencyですが、その頭文字を取ってNTと呼ばれています。

胎児の首の後ろに出来るむくみは、そのほとんどが生理現象によるものです。大きさの差こそありますが、全ての胎児に見られます。ですから、検診で「NTがあります」と言われただけならば、悲観することはありません。問題となるのは、その厚みです。

最近の研究によると、「NTが厚い胎児は、21トリソミーなどの染色体異常のリスクが高くなる」ということが分かってきました。21トリソミーを持つ胎児は、出生後ダウン症となることが知られています。その発症率は、NTの厚みが3mm~4mmで通常の3倍、4mm~5mmで18倍、5mm~6mmで28倍です。

しかし、NTを指摘された胎児の中には、染色体異常ではなく他の感染症や心臓疾患が見られたというケースもたくさんあります。

つまりNTとは、胎児の染色体異常を表しているものというよりは、「何か病気が隠れているかもしれないから、精密検査をした方が良いよ」ということを知らせてくれるサインなのです。

 

染色体異常を診断する方法にはどんなものがある?

NT以外にも、胎児の染色体異常を診断する方法があります。

<QF-PCR法(羊水検査)>

羊水や絨毛からDNAを抽出し、いくつかの染色体にトリソミーが見られるかをチェックする方法です。正確性が高くて検査時間も短くて済むため、ヨーロッパやカナダでは特に推奨されている検査です。

<NIPT(出生前遺伝学的検査)>

妊婦さんの血液中には、胎盤に由来するDNAの断片が含まれています。そのDNA断片を特殊な装置を使って解読することで、胎児の染色体異常を診断する検査法がNIPTです。

この検査はかなり高い精度を誇っており、あらゆるタイプの染色体異常を99%以上の確率で発見します。また、陰性的中率(検査結果が陰性だった場合に、胎児が染色体異常ではない確率)も高く、羊水検査に代わる検査法として注目を集めています。

 

胎児ドックとは

胎児ドッグは「胎児超音波スクリーニング検査」とも呼ばれています。超音波診断装置(エコー)を使用して、胎児の発育や形態異常のチェック、羊水量や胎盤・へその緒の異常を見つけるための検査です。

最近では、胎児ドッグでも染色体異常や心奇形などのチェックが出来る様になってきました。検査は妊娠初期から受けることが出来、主に染色体異常の可能性を診るために利用されています。

 

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