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妊娠後0~4週までの妊娠超初期と呼ばれる期間は、受精はしたものの、受精卵そのものに何らかの問題があって着床が続かずそのまま流れてしまう「化学的流産」が発生しやすい時期になります。検査薬などがなかった昔には気付かなかったくらいの、流産とカウントされない出来事ですし、母体に問題があるということでは決してありません。また、基本的に医療措置も必要ありません。しかし流産と名前がつけば母親なら気になるもの。化学的流産とその仕組みについて知っておきましょう。

 

目次

・妊娠超初期の流産について

・化学的流産は流産件数にカウントされない

・化学的流産後の対策について

 

妊娠超初期の流産について

普通女性は「予定日に生理がこない」ことから妊娠に気づきます。

受精卵着床直後から生理予定日の前までを「妊娠超初期」と呼びます。生理が来ないと気付いた時は妊娠してからもう0~4週経過していることになるのです。

しかし、この時期に、受精卵そのものに何らかの問題があって着床が続かずそのまま流れてしまう「化学的流産」が発生することがありますが、「少し遅れていつもよりも重い生理がきた」くらいの症状であることが多く、妊娠に気づかないままであることがほとんどです。実際、化学的流産は妊娠や流産にカウントされませんし、化学的流産を繰り返しても不育症には該当しません。

検査薬のなかった時代には流産したことに気づかないままだったものなのですが、最近は妊娠の兆候が感じられたら妊娠検査薬を使うことが多いので、流産に気付いてしまう妊婦さんが増えてきたのです。「陽性反応が出て妊娠したと喜び、産婦人科に受診する時期を考えていたら出血が始まり陰性結果になってしまった」という悲しいケースです。

また、化学的流産と生理や正常妊娠との見分け方は難しいのですが、妊娠した目安となる着床出血は検査薬で陽性が出ますが鮮血はあまりみられません。薄い茶色や薄いピンクの出血がごくごく少量認められる程度です。妊娠しなかった化学的流産の場合には薄い陽性が続きながら、はっきりと鮮血出血があります。完全に流産し内容物が排出され出血が落ち着くと、検査薬でも陰性反応になります。

化学的流産は流産件数にカウントされない

医学的には、妊娠したとは言えない段階の化学的流産は流産に該当しません。産婦人科のカルテの流産回数にも化学的流産は記載されないので、正確な発生率はわからないのが現状です。

日本産科婦人化学会の定義では、「流産とは22週(赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない時期)より前に妊娠が終わることを指し、妊娠12週未満の早い時期での流産が多く、流産全体の約80%を占める」と記載されています。しかし、化学的流産は流産には含めないことになっていて、流産数にカウントされていないのです。

化学的流産後の対策について

化学的流産は生理と同じように考えられますので、化学的流産の後は次の排卵から妊娠可能です。何度か生理を見送る必要はありません。

化学的流産に一喜一憂するよりは、結果が正しく出る生理予定日後1週間後に検査薬を使用するようにしましょう。この時期の検査で陽性ならほぼ間違いなく妊娠しているでしょう。

化学的流産を経験したとしても、自分を責めることなく、自分のこころと身体をいたわってください。それが、赤ちゃんが育ちやすい身体作りにつながり待望の赤ちゃんを授かる近道なのです。

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