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妊娠中の不正出血。その多くは心配しなくても大丈夫なものですが、出血と一緒に血の塊が見られた時はちょっと注意しましょう。今回は流産と出血の関係性や、血の塊を伴う出血についてです。

 

目次

・流産と出血

・血の塊が見られることも

・自然流産の経過

 

流産と出血

妊娠22週未満に、何らかの原因で赤ちゃんがお母さんのお腹から出て行ってしまうことを流産と言います。流産は健康な女性でも、20代で10%~20%、30代で20%~30%、40代では30%以上の確率で起こるとされています。

流産と言えば出血や腹痛というイメージがありますが、全ての流産でこれらの症状が見られるわけではありません。恐ろしいことですが、出血がなく、知らぬ間に流産していたというケースもあるのです。

逆に、出血したからと言って必ずしも流産しているということもありません。妊娠初期は子宮が出血しやすい状態になっているため、ちょっとの刺激で血が出てしまうものなのです。

この様に、実は流産と出血には直接的な関係性がありません。しかし、流産してしまった女性が出血しやすい状態になっていることは確かです。

妊娠初期、胎のうのまわりの妊娠組織は、子宮内の粘膜を壊しながら胎のうの中へと入り込んでいきます。この時、子宮内では僅かな出血が起こっており、この出血も胎のうの中へと一緒に吸収される仕組みになっているのです。

妊娠初期に起こる出血の正体は、胎のう内に吸収されずに子宮内に溜まってしまった血液であると言われています。特に流産してしまった女性の場合は、この吸収が正常に働かなかったというケースが多く、通常よりも出血しやすい状態になっているのです。そのため、流産時に出血してしまう人が多いのではないか、と考えられています。

 

血の塊が見られることも

「血の塊が見られる時は子宮外妊娠」という噂があります。この話は、100%嘘とも言い切れませんし、100%真実であるとも言えません。正確に言えば、「子宮外妊娠の時“にも”、血の塊が見られる」ですね。

妊娠している状態で不正出血が起きて血の塊の様なものが見られた場合、まずは流産を疑った方が良いでしょう。着床後、胎盤が上手く作れなかったり、身体が「今回は赤ちゃんを成長させるのが困難だ」と判断してしまった場合は、生理の様な形で流産が起こります。この時、胎のうや小さな胎盤が血の塊として体外に出てくるのです。

化学的流産の時も同様です。化学的流産の場合、塊というよりはどろっとしたレバー状のものが出てくることが多いそうです。これは、着床に備えて厚くなっていた子宮内膜です。レバー状の塊は通常の生理でも起こるものですが、化学的流産の場合はより多くの塊が出てくることになります。

進行流産の場合にも血の塊は見られます。塊の形状は妊娠の進度にもよりますが、ピンポン玉くらいだったという人が大半です。また、塊の排出は1回では終わらず、3回・4回に分けて出てきたという人も少なくありません。

いずれにしても、妊娠確認後に血の塊を伴う出血があった場合には、その塊を取っておいて病院で検査をしてもらいましょう。血の塊が赤ちゃんかどうか、正確なことは自分では分かりません。例え塊の形が赤ちゃんに見えたとしても、お医者さんの診断が出るまで望みは捨てない様にしてください。

 

自然流産の経過

妊娠初期に生理様の出血と共に体内から排出されてしまったり、特別な手術を行わずに自然に子宮内容物が排出されることを「自然流産」と呼びます。自然流産は全てを自然に任せる流産ですから、手術は必要ありません。ただし、流産後の母体の状態によっては、服薬治療や手術が必要になることもあります。

自然流産では、まず茶色のおりものが見られます。出血は徐々に生理様へと変わっていき、腹痛を伴う様になってきます。そして、痛みがピークに達した頃にレバー状の塊が排出され、妊娠が終わります。自然流産後もしばらくは出血が続きます。通常は日を追う毎に出血量は少なくなっていくのですが、改善の兆しが見られない場合は病院で治療を受けてください。

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