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せっかくおなかに宿った赤ちゃんですが、残念なことに流産という形でお別れしなければならないこともあります。お母さんはどうしても「あれが原因だったのかも」「自分が悪かった」と自分を責めてしまいがちですが起こるべきして起こることが多いのです。今回は残念な結果に終わってしまっても、正しく妊娠初期の流産について理解して、今度は健康にお腹に戻ってくれることを楽しみにしていましょう。

 

目次

・妊娠初期の流産について

・初期流産の手術について

・次の妊娠への影響はあるの?

 

妊娠初期の流産について

 

まず、流産してしまったお母さんにお伝えしたいこと。

 

「早期に起こった流産の原因で最も多いのが赤ちゃん自体の染色体等の異常です。つまり、受精の瞬間に「流産の運命」が決まることがほとんどです。お母さんの妊娠初期の仕事や運動などが原因で流産することは、ほとんどないと言って良いでしょう。」(日本産科婦人科学会)

 

上記のとおり、妊娠12週目までの流産については、お母さん側に原因がある場合は少ないのです。あまり自分を責めないでくださいね。初期流産の原因は、交通事故にあったなど、よほどの事がない限り、赤ちゃんの状態にあるのです。染色体異常のため、この先育っても何らかの障害が出る可能性が高いことが多く、だから初期のうちに流産という形でお母さんのお腹から出て行ってしまったのです。

 

初期流産の手術について

 

お腹の中から完全に流れてしまった完全流産の場合手術は必要ありません。身体が回復したら月経、排卵が再開されます。ですが「稽留流産」など次の妊娠を妨げる内容物がまだ残っている場合は手術が必要になる場合があります。稽留流産が見つかって1週間後くらいに、医師が手術で取り出すかを判断します。

手術の手順としては、手術器具を子宮内まで挿入して、子宮の中の内容物を掻きだし摘出します。まだ出産を経験したことのない人の場合は、事前に子宮口を開くための処置が必要になります。

手術自体は、多くの場合10分くらいで終了します。 日帰り手術なら数時間後、一泊入院なら翌日の退院となります。

一週間後の外来受診で異常がなく、2週間から4週間目くらいで次の月経がくれば治療は完了です。

流産手術は流産という病気に対して行われるので健康保険が使えます。日帰りかどうかでも違いますが費用は約2~10万円になります。短い時間で終わりお腹を切ることもありませんから、手術におけるリスクは低いといえます。

赤ちゃんを宿した子宮は通常よりもやわらかくデリケートになっています。 そのため手術に使用する金属製の器具によって子宮に穴が開いてしまう「子宮穿孔」の恐れもありますが、子宮は筋肉でできているので、小さな傷ならそのまま修復してくれます。発生率はそれほど高くありません。

また、子宮内膜を掻爬(掻き出すこと)しますが、このとき子宮の筋肉の内側を軽く削ることになります。 流産手術を何回も繰り返すと子宮内部が荒れて、癒着を起こすことがあります。

 

次の妊娠への影響はあるの?

 

次の妊娠については、稽留流産後は赤ちゃんの育つ環境に身体が整うまで数カ月かかるため、半年くらい待つのが望ましいといわれています。

何度も繰り返してしまう場合は癒着の心配が出てきますが、最初の妊娠での流産の場合は、もう一度赤ちゃんを迎え入れることに深刻な影響はまずないといえます。安心してくださいね。

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