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「子宮外妊娠」。聞いたことはあるけれども、実はどんな症状なのかよく知らない・・・その様な人は多いのではないでしょうか。文字の通り、子宮外妊娠とは「子宮の外に妊娠」してしまうことなのですが、これは一体どういうことなのでしょう?今回は子宮外妊娠について見ていきます。

 

目次

・子宮外妊娠の基礎知識

・子宮外妊娠になりやすい人

・子宮外妊娠の自覚症状

 

子宮外妊娠の基礎知識

本来、受精卵は子宮内の粘膜に着床します。しかし稀に子宮以外の場所に着床してしまうことがあり、この状態のことを子宮外妊娠と呼びます。また、異所性(いしょせい)妊娠とも呼ばれています。

子宮外妊娠の場合、卵管内に妊娠してしまうケースが最も多いです。稀に卵管の付け根や卵巣などに妊娠することもあります。

子宮外妊娠は妊娠4~11週頃に発覚し、全妊娠の0.5%~1.5%に発生すると言われています。しかし近年はクラミジアなどの性感染症の増加・体外受精の普及などの影響で、その確率は徐々に高くなってきています。

子宮外妊娠の経過は、大抵以下の様な流れです。

妊娠4~5週:目立った症状無し。

妊娠5週後半~6週:超音波検査で子宮内に胎嚢が確認されないことで、子宮外妊娠が発覚する。

妊娠7~8週以降:胎嚢が増大する。最悪の場合は破裂し、腹腔内出血を起こす。低血圧や顔面蒼白、意識障害などのショック症状が起こる。

ただし最近では早期診断が可能となったため、ショック状態で発見されることは少なくなっています。

子宮外妊娠は正常な妊娠とは呼べませんが、妊娠検査薬では陽性反応が出ます。妊娠検査薬は妊婦さんの尿内に存在するhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)に反応して結果を判定する仕組みになっているため、妊娠の状態に関わらず妊娠していれば全て陽性となってしまうのです。

 

子宮外妊娠になりやすい人

まだまだ解明されていない未知の部分が多い子宮外妊娠ですが、現在は以下のいずれかの条件に当てはまる人が子宮外妊娠になりやすいとされています。

・子宮外妊娠の既往歴がある人:子宮外妊娠の経験が無い人と比較すると、次の妊娠が子宮外妊娠である確率が10%高くなるとされています。

・卵管手術や人工妊娠中絶を経験している人:手術の傷跡が受精卵の移動を妨害してしまい、子宮外妊娠に繋がる恐れがあります。

・クラミジアなどの性感染症の既往歴がある人:性感染症によって卵管がダメージを受けている場合、卵管が狭くなっている可能性があります。

・虫垂炎、子宮内膜症、腹膜炎の既往歴のある人

 

子宮外妊娠の自覚症状

子宮外妊娠の自覚症状は、人によってかなりの差があります。

一般的には、左右どちらかの下腹部が痛む・暗赤色や茶褐色の出血が見られる・急な腹痛や吐き気がある、などの症状が出るとされています。しかし、まったく自覚症状が無く、病院で診察するまで分からなかったという妊婦さんも少なくありません。

妊娠検査薬が陽性で、怪しい出血や腹痛がある時は早めに受診するようにしましょう。

 

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