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この記事は2017年6月18日に更新されました。

 

妊娠中の血圧の変動、目に見えない数値には意外な危険が潜んでいるものです。しかし、危険を明らかにして恐怖するのではなく、体の状態を知ることが大事。血圧も大事な指数の一つです。

 

標準の血圧を知ろう

妊娠中の至適血圧は120/80mmHgとされています。至適血圧とは、母体・赤ちゃんともにあまり負担がかからず、脳梗塞や心臓病などの病気リスクも低い、妊娠中に最も望ましいとされる血圧値のことです。ただ、この値を超えてしまっていたとしても、130/85mmHg未満であれば、十分正常の範囲内としてみなされます。

30代女性の正常値が114/71mmHgであるのに比べると、設定値がやや高くなっているのが分かります。女性の場合月経の時期に血圧が上がることもありますので、血圧が高くなることは自然なことといえそうです。

 

妊婦高血圧症候群とは?

血圧と妊婦さんの関係で話題になるのが妊娠高血圧症候群と呼ばれる症状。妊婦高血圧症候群とは、妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧がみられる場合に該当します。なぜ妊娠中の高血圧が話題になるのか、それはお腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるからなのです。

妊娠20週以降、血圧が高いと痙攣をおこしたり、胎盤早期剥離になったりし、結果として妊婦と、赤ちゃんを命の危険にさらしてしまうこともあり得ます。

また、子宮や胎盤での血液が流れにくくなるので、赤ちゃんの栄養不足や酸素不足を引き起こす要因にもなります。その結果低出生体重児や胎児機能不全が起こりやすくなるのです。その結果、低出生体重児や、赤ちゃんの心拍に異常が起こる胎児機能不全が起こりやすくなります。そうなると、自然分娩ではなく、帝王切開をしなければなりません。

 

誰にでも可能性はある?血圧を測る大切さとは

高血圧の状態とは自身では分からないものです。妊婦健診で、お医者さんに言われるまでわからなかったという人も多いようです。特に生来高血圧になりやすい人の場合は、妊娠中の高血圧もなかなか自覚することができません。しかし血圧とは生活習慣や日々のストレスが要因でなることもあるため、一部に人に限られた話ではありません。腎臓病を患っている人、糖尿病、太っている人もやせすぎている人も、ストレスを多く感じている人も高血圧になる可能性があります。その他にも35歳以上の高齢出産の人、15歳以下の若年出産の人、初産婦さんや、血のつながりのある人に妊娠高血圧症候群や高血圧の人がいると、妊婦高血圧症候群になるリスクは高くなるとされていますから、可能性としては多くの方たちにあるといえるでしょう。

 

高血圧への対策は

そのため血圧の測定は重要な役割を果たしています。妊婦健診の時に血圧を測るのには、こうした関連性があるからなのです。

高血圧の状態が続く場合は血圧を下げることが必要です。身近なところでは食生活も関わってきます。

エネルギーを多く摂りすぎていませんか?野菜や海草を摂取することで、血圧を抑えるカリウムやカルシウムを摂ることができます。また、塩分を抑えて薄味にしたり、加工食品やお菓子類を控えることも大切です。また、食生活に気を付けていても血圧が上がりやすい人もいます。その場合、過剰なストレスにさらされるようなことは避け、できるだけリラックスした時間を持つことが大事です。

 

見逃せない低血圧

妊婦高血圧症候群が注目される一方で、低血圧にも気を付けなければなりません。

高血圧に比べて病気のリスクは減りますが、低血圧の多くは生来である場合が多いので、かえって調整が難しいのです。低血圧の場合は貧血やめまい、立ちくらみなどの症状が現れますが、普段通りの食事をしているとこうした症状に見舞われやすくなります。赤ちゃんと自身の体に必要な血液をつくりだすことができないのです。

したがって通常よりも食生活には気を配る必要があるでしょう。1日10~12gの塩分摂取を目指したり、たんぱく質を多く摂取したりすることを心がけてください。

高血圧と同じように、医師の指導を受けられることが一番ですが、指導があったとしても身近なところの変化は自分でやらなければ変わりません。少しずつの改善を心がけてみてください。

 

低血圧への対策は

また、低血圧にとっては適度な運動が効果的であることも。血液の循環を良くするためには簡単なウォーキングやストレッチ、ラジオ体操などでも十分です。体を動かす機会をつくりましょう。

こまめな水分摂取は必須です。がぶ飲みするのではなく、潤すだけでも違いがあるのでぜひ心がけてみてください。

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