スポンサードリンク

子宮外妊娠は残念ながら妊娠の継続はできません。治療をしないと、卵管や卵巣の破裂によって大量出血、激しい腹痛のショックで命にもかかわります。子宮外妊娠の症状や治療についてお伝えします。

 

子宮外妊娠の症状

子宮外妊娠の主な症状は、生理予定日くらいから1週間後くらいまでに始まる出血と腹痛です。妊娠初期は子宮外妊娠でなくても出血が起こるので、出血だけでは子宮外妊娠かどうかわかりません。妊娠検査薬が陽性反応を示しているのに、いつまでたっても子宮内に胎嚢が現れなければ子宮外妊娠の可能性が大きいです。

受精卵が小さいうちは痛みを感じないこともありますが、妊娠5週から6週くらいに下腹部に痛みを感じ始めることが多いようです。卵巣や卵管は子宮のように伸びませんから、受精卵が育てば育つほど痛みは強くなり、下腹部のけいれんを伴うこともあります。

受精卵が大きく育ち、卵管が破裂した場合には激痛が起こります。大量の出血、激痛で血圧低下などのショック症状になり命を落とすこともあるので緊急に手術を行わなければなりません。そうならないために、早く子宮外妊娠に気づいて治療をすることが大切です。

 

子宮外妊娠の診断

子宮外妊娠であるかどうかは、超音波検査をして初めてわかります。超音波検査がなかった時代は、破裂によって子宮外妊娠がわかることも多かったのですが、最近はそのリスクが減っています。それでも、自覚症状がないために受診が遅れて大事に至るケースもあります。

妊娠検査薬の陽性反応が出てすぐに胎嚢が見えるとは限らないため、受診のタイミングを待つ人もいるかもしれませんが、5週から6週くらいには痛みが出始めることも多いですから、妊娠がわかった時点で受診をしましょう。6週になっても子宮内に胎嚢が見えなければ、子宮外妊娠の疑いが強くなります。その場合は、血液検査によってhCGホルモンの測定を行います。ホルモンの量は上がっているのに、胎嚢が見えない場合は、2~3日おきに超音波検査でよく検査をして診断します。

 

子宮外妊娠の治療

子宮外妊娠では受精卵も育ちにくい環境なので、2割くらいは自然に流産になるようです。hCGホルモンが低ければ、厳重に管理をしながら、なにも処置をしない「待機治療」が選択されることがあります。

心拍がなく、hCGホルモンが高すぎなければ、抗がん剤によって流産させる「薬物治療」が行われます。抗がん剤を投与して、hCGホルモンが下がってくるかどうかをチェックします。卵管を傷つけずに行えるというメリットがあります。

HCG値が高い場合は、赤ちゃんが成長して破裂を招く可能性が高いので、手術を行わなければなりません。卵管は片方あれば妊娠が可能なので、子宮外妊娠した方の卵管を切除する場合も多いです。着床場所が分かれば腹腔鏡手術で行いますが、わからない場合は開腹手術になります。

すでに卵管が破裂してしまった場合には緊急手術によって卵管を切除することになります。

 

スポンサードリンク