スポンサードリンク

この記事は2017年3月3日に更新されました。

 

出産に立ち会い生まれた瞬間を分かち合う———。でも、出産はそれまでの大きな道のりを乗り越えて行われること。その瞬間だけを追いかけず、いろんな場面が起こりうると想像しましょう。

 

男性の立ち会いが許されなかった時代

出産は神秘的な出来事です。多くの人がその瞬間に感動し、喜びにあふれ、その瞬間は奇跡的な出来事だと感じるものです。 以前はこの奇跡的な体験に男性が立ち会うことはあってはならないこととされていました。出産は女性の聖域のように考えられていたのです。そのため男性が立ち会い女性が苦しんでいる姿を共にすることや、生まれたばかりの子・母に声をかけることはできませんでした。

しかし近年、この考え方は移り変わり、立ち会い出産も認められるようになりました。その割合は50%近くにのぼるとされており、立ち会い出産の感動話や思わず笑ってしまうような話もインターネット上で見かけるように。夫が卒倒する話はいつでもちらほら聞かれるようです。

 

立ち会うときの心構え

さて、立ち会い出産は必ず行わなければならないものでもありませんし、思慮分別をわきまえない立ち会いはかえってその場の医師や看護師にとって迷惑な存在となります。ここで強調しておきたいのは、立ち会い出産とは本来「親しい人がそばにいることでママの頑張りを支えるためにある」ということです。苦しみや痛みは十分に理解してあげられないかもしれないけど、傍にいることがわずかな一助になるなら・・・という点に意義があります。

つまり「何かしよう。」と考えるばかりでなく、何があっても構えている、身じろぎしないことが重要なのです。目の前で戦っている医師とママに手を貸してあげられないのは悔しい気もしますが、でもスタートはそこにあるのです。

立ち会いたいという希望を抱くことは大切なことです。立ち会うにあたっては十分な心構えが必要だということですね。

 

想像を超えると考えて

出産時、ママの表情が苦しそうなのももちろんですが、出血や時には排泄物さえも目の当たりにすることになります。このとき男性に求められるのは動じない心ですが、絶対にあってはならないのは「怖い」「汚い」と感じてしまうことです。それは立ち会いを感動から失望に落とすきっかけになります。ママが立ち会いを求めていないのであれば無理に立ち会うことはありません。外でじっとこらえておくことも重要なことです。

また、出血に耐性のない人もそれなりの覚悟が必要です。「自分は出血シーンの多いホラー映画が平気だから大丈夫。」というのも実は通用しないこともあります。知らずのうちに画面上の出来事と割り切っているから見ることができるのであって、生の出血に慣れている人はそういません。現実的に起こったらどうだろうか、ということを想定しておきましょう。

 

上の子も立ち会う場合は

最近では家族立ち会いという形で、上の子を連れて出産に立ち会うこともできるようです。

上の子が立ち会うことについては賛否両論ありますが、それは出産の瞬間が想像以上に強烈な印象を与えるからにほかなりません。子供が立ち会ったことでその子が助産師を目指したり、命を大切にしようと考えたりするようになった、という意見がみられます。確かに、出産の場面はそう何度も立ち会えるものではありません。子供心ながらにその感動的な体験に身を震わせることで、感性が育つこともあります。

一方であまりにも壮絶な場面であるためにトラウマになってしまったとか、大人の自己満足でしかない、という意見もあります。特にママが苦しんでいる姿に対してトラウマを抱えてしまう子が多いようですね。ママが出血している場面は見ていて堪え切れるような場面ではありません。自制心が相当に強くなければ涙が流れてしまうこともあり得ます。そのため上の子が気になってお産がスムーズにいかない、という助産師の意見もあります。

子供は男性以上に耐性がありません。子供の年齢をよく考慮し、どのようなことが起きるのかは事前に伝えておかなくてはなりません。少なくとも3歳を迎えるまでは出産への立ち会いは控えたほうが良いでしょう。3歳であっても立ち会いには細心の注意が必要で、そのフォローをするのはパパだと心得ておいてください。

もしも子供と一緒に立ち会うのであれば、粘り強く「これから何が起こるか」を説明するのです。伝えるときには感動的であることを伝えたい気持ちはやまやまですが、「現実的にどういったことが起こるか。」伝えてあげることが大事です。時にはその話を聞いただけで泣きだしててしまう子もいるでしょう。多感な時期の子供にとっては大人以上に過激なシーンとなります。十分に配慮してあげることが大事です。

 

便利アイテムの用意は相談してから

出産のとき、どっしり構える覚悟ができたら今度はママを手助けする場面も想定しましょう。

あると助かるグッズを用意しました。もちろん、立ち会い時に持ち込めるかどうかは事前の確認が必要です。そのうえで、いざというとき利用してくださいね。

 

<水やお茶など、喉を潤すもの>

陣痛が長引くと、妊婦さんの喉はカラカラになります。水やお茶、甘くないスポーツドリンクなどを用意しておきましょう。ペットボトルの飲み口につけるストローは、寝ながらでもママが水分を取れるのでとても便利ですよ。

<硬いボール>

野球の硬球やテニスボールを腰やお尻、尾てい骨に押し当てると少し楽になります。

<うちわ>

分娩中は凄く暑くなります。ママをうちわで扇いであげてください。これだけでもママはかなり楽になりますし、パパの一生懸命な思いがママに伝わります。

 

産まれてくるまでのママの困難、生まれてきた子が生きている、ここに至るまでの道のりは想像をはるかに凌駕するものです。出産が奇跡と呼ばれる理由は、あらゆる困難や感動を乗り越えた結晶だからなのです。

 

スポンサードリンク