スポンサードリンク

この記事は2017年5月9日に更新されました。

 

妊娠糖尿病って、聞いたことがありますか?妊娠中にだけかかる糖尿病のことなのですが、これは規則正しい生活や糖分摂取を控えればよいというものではありません。普通の糖尿病とはちょっと違うのです。

 

妊娠糖尿病とは

妊娠糖尿病のカギを握っているのはインスリン。妊娠中のママの体の変化によって糖を分解するインスリンの分泌が追い付かなくなることが妊娠糖尿病の原因です。

妊娠すると子宮の中に胎盤ができますが、胎盤ができると同時にインスリンを抑えるプロゲステンやインスリンを分解する酵素が分泌されるため、インスリンが消失していきます。本来、こうした消失に対処するため膵臓からインスリンが通常より多く分泌されるのですが、体質上、分泌量が増えない女性がいるのです。これが妊娠糖尿病の原因となっています。

通常、妊娠糖尿病は胎盤が排出されれば血糖値も元に戻ります。だからといって妊娠期間中だけ気をつければよいのかというとそうではありません。妊娠糖尿病にかかる人というのは元々糖尿病にかかりやすい体質といもいえます。だから、母子間の心配に限らず、将来ママ一人で糖尿病にかかるリスクもあるのです。

また、こうした体質的な原因に限らず、妊娠期間中にストレスによって過食になってしまったり糖分を過剰摂取したりすることでかかるおそれもあります。妊娠期間中の適切な食事はもちろん、適度な運動が求められるのはこうした病気との関連が背景にあります。

 

なぜ検査が実施されているのか

妊娠糖尿病にかかると羊水過多や胎児の巨大化が起こりやすく、早産や難産につながるとされています。また、血管への圧迫も強くなり、妊婦高血圧症を引き起こし、胎児への栄養が十分にいきわたらず発育不全や死産に至る可能性があります。胎児への影響があるからこそ、血液検査で血糖の検査も行われるのですね。

 

どのような検査が行われるの?

実際に検査は尿検査や血液検査で行われます。75gブドウ糖負荷検査という血液検査で、

・ブドウ糖摂取前(空腹時) 血糖値92mg/DL以上

・ブドウ糖摂取 1時間後 血糖値180mg/DL以上

・ブドウ糖摂取 2時間後 血糖値153mg/DL以上

の3回のうち、1つでもひっかかると、妊娠糖尿病と診断され、食事管理やインスリン注射などの治療をすることになります。前日の21時以降から食事をやめ、ブドウ糖を摂取したときの値です。また、尿に糖が出ていないかを調べる尿検査も行われます。

この検査にで妊娠糖尿病と診断されるとインスリン注射や食事管理によって治療を行います。インスリン注射は医師の指導のもとで行われますが、食事管理は妊婦さんが気を付けなければなりません。

 

妊娠糖尿病の予防、欠かせない健康体

食事で気を付ける点の一番のポイントは血糖をあげる食事を摂らないようにすることですね。

糖分の多く含まれているチョコレートやケーキのように、糖が多く使用されている甘いものは控えなければなりません。また、炭水化物は血糖をあげる作用を持ちますので、摂取に当たっては注意が必要です。

反対に摂取を勧められる食品も。野菜は炭水化物の消化や吸収を抑えるので、食事の始めに摂取するのが良いでしょう。アーモンドなどのナッツ類はインスリンの分泌や働きを助ける効果があるので習慣的な摂取をおすすめします。また、オリーブオイルやお酢も血糖値を下げてくれるので、食事に取り入れると効果的。

こうした食事療法については妊娠糖尿病の進行度合いによって管理方法が変わります。普段の食事を記録し、医師に伝えるようにしましょう。避けなければならない食品、積極的に摂取したほうが良い食品など相談のうえで決めることが大事です。

食べ方にも、工夫をするといいですね。血糖値を急激に上げないために、食物繊維は炭水化物の消化や吸収を抑えるので、最初に野菜を食べるのがお勧めです。また、空腹になってからドカ食いするのではなくて、きちんと1日3食(またはそれ以上の回数にわけて)食べるようにしましょう。早食いもいけません。ゆっくりよく噛んで食べると急激な血糖値の上昇を抑えられます。

食事の他にできることもあります。それはやはり適切な運動。健康的な体作りを目指すことが大事です。妊婦さんですので激しい運動は避けなければなりませんが、動く機会が少なく食事が中心になってしまっていると血糖値も上がります。日々の家事も大切ですが、その他運動の機会を設けるようにしましょう。軽度の散歩や自宅でできるストレッチなどでも十分意味のある運動です。積極的に取り入れてみていください。

 

スポンサードリンク