スポンサードリンク

この記事は2017年6月5日に更新されました。

 

妊娠中、どうしても控えなければならないのが飲酒。お酒が好きな人はつい手を伸ばしたくなってしまいますが、お腹の赤ちゃんへの影響は一体どのくらい考えられるのでしょう。

 

話題になる胎児性アルコール症候群


近年、胎児性アルコール症候群という障害が問題視されています。胎児性アルコール症候群とは、妊娠中の飲酒の影響を受けた赤ちゃんが、発達障害や学習障害、また、特有の顔だちを持って誕生することを指します。お母さんが飲酒することによって、血中にアルコールが入ります。大人であるお母さんにはアルコールを解毒(分解)する能力がありますが、胎児はその力を持っていません。また、エタノールやアルデヒドといった成分も胎児へ影響を与えます。胎盤はこうした成分を遮断することなく通してしまうため、胎児性アルコール症候群につながるとされているのです。

 

警鐘を鳴らされた妊娠中の飲酒

妊娠中のアルコール摂取は以前は認められていた、ということではありません。元々妊娠中のアルコール摂取は控えるか、禁止するよう言われていましたし、無害であることが証明されたことはありません。流産や未熟児との関連は常に指摘されていました。

こうした話題が注目され、かつ危険信号のように発信されるようになったのは科学的な根拠が一層明らかにされたのと同時に、妊娠中のアルコール摂取に対する見方が以前より緩やかになっていることを表しています。

現在、妊娠中の飲酒率は8.7%ですが、国の目標は0%。影響を軽く見ていないことがうかがえます。

2015年、米小児科学会では、妊婦に対して「アルコールは一切飲んではいけない」「たとえ少量であってもダメ」と呼びかけました。報告書では、飲酒は妊娠のどの時期においても安全とみなすことは出来ないと強く訴えています。

妊婦が1日に1杯飲酒しただけでも、赤ちゃんに発達障害のリスクが高まると指摘しており、身体機能への問題が生じる可能性があるほか、注意欠陥多動性障害(ADHD)の原因になりうるとも呼びかけています。

 

時期で影響が多少違ったとしても

時期によっても影響の大きさはあります。

例えばですが、妊娠超初期と呼ばれる妊娠1ヶ月目はアルコールの摂取は問題ないとされています。赤ちゃんが着床する前ですから、そこまで影響を及ぼさないということのようです。反対に妊娠2ヶ月以降はいつの時期に飲んでもリスクをはらんでいる、といっても過言ではないでしょう。

しかしこの超初期の時期にお酒が許されているかというとそうではありません。確かに他の時期に比べて影響が少ないとされていますが、まったくないという証拠はないのです。

 

一杯だけ?その一杯がもたらす危険

時々、「1杯だけならOK」「少量ならOK」ということを耳にします。ですが気を付けなければならないのはアルコール摂取に対する耐性は個人差が大きく、一杯が全く問題にならない人もいれば、一杯で顔が真っ赤になる人もいます。

実際、強い人であればかえって飲みすぎる危険性をはらんでいますし、飲まない人であれば一杯が大きな影響となる可能性もあるのです。どの程度の影響があるか分からない中で妊娠中にアルコールを摂取することは、やはりリスクと隣り合わせであると考えざるをえません。

 

飲酒したい!そんな気落ちを抑えるために


しかしどうしても飲みたい!そんな時もあるはずです。まずは絶対禁止である、ということを肝に銘じなくてはなりません。

ちょっと考えてみてほしいのです。お酒が飲みたくなるのはどんなときなのか。これが大事です。実際、飲みたくなる時は何らかの他の要因が絡んでいるはずです。ストレスが溜まっている、体調の波が激しくて疲労がたまっている・・・そんなとき一杯やれたらなんて、考えてしまうことは自然なことです。むしろ敏感になるべきなのはアルコールをやめようとこらえることではなく、こうした自身の体調の変化と、どのようなタイミングで飲酒したくなるか、ということです。

もしも飲酒が最大のストレス発散となっているならそれは他のストレス発散方法を探しましょう。それもできる限り開放的なストレス発散が良いでしょう。音楽を聴く、歌う、料理を作ってみる、などリラックスできる日常を作り出してください。

アルコールによるほろ酔い感を得たいのであれば、体全体が温まるよう、日常を変えてみてください。多量のカフェインは危ないですが、1日1杯程度のコーヒーであれば問題ないとされています。また、カフェインレスの紅茶やたんぽぽコーヒーをたしなむ習慣をつけてみては。

実際ほろ酔いにはならなくともほっと一息つける時間が助けになることは確かです。

タバコや飲酒は周囲の誘惑にとても駆られやすいのも特徴です。可能な限り遠ざかるために、パートナーにも飲酒を控えてもらうことも検討しましょう。

たまになら、少量なら、という油断が時には大きな引き金となりえます。一瞬の快楽よりその後の喜びを迎えられることを願って、いましばらくおあずけです。

 

スポンサードリンク