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切迫早産はお腹の張りや出血などの自覚症状がありますが、子宮頸管無力症が原因の場合は自覚症状がなく、流産や早産に進行してしまうことがあります。子宮頸管無力症とはどんな症状なのでしょうか。

 

子宮頸管とは?

子宮頸管とは、子宮口と膣の間にある管で産道となる場所です。妊娠初期は長さが通常40mmほどあり、しっかり閉じています。おなかの赤ちゃんが大きくなって、出産するころには25mm程度の長さになります。しかし、正産期に入る前に子宮頸管が短くなると流産や早産の危険性が高まります。

原因は細菌感染や傷、膣炎などの場合や、多胎や妊娠中毒症でおなかの赤ちゃんが重くなって支えきれなくなる場合などがありますが、はっきりしないケースが多いです。また、体質的に子宮頸管の閉じる力が弱い「子宮頸管無力症」の場合もあります。

妊婦健診で、医師は内診によって子宮頸管の長さを診察しています。内診が苦手という妊婦さんも多いかもしれませんが、自覚症状のない早産の兆候を見逃さないために大切な検査なのです。

子宮頸管無力症とは?

子宮頸管は陣痛が起こってから分娩のときに開くものですが、分娩できる段階になる前に陣痛が起きたわけでものないのに、子宮頚管が開いてしまう症状を「子宮頸管無力症」といいます。

正産期に入る前に子宮頸管が短くなっていると診断された場合は要注意です。その場合は、おなかの張りが子宮頸管をより短くしてしまったり、子宮頚管が開いてしまったりする可能性があるので、張りを止めるための投薬と安静が必要になります。中には投薬と安静で子宮頸管の長さが戻ったという妊婦さんもいますが、残念ながら、そのまま早産になってしまうケースもあるのが現実です。

特に、前の妊娠時に子宮頸管無力症で早産になってしまった妊婦さんは、再度早産になる可能性が高いです。早めに手術を行うことで再び早産になるのを防ぎます。

 

子宮頸管縫縮術とは?

子宮頸管無力症の手術は、「子宮頸管縫縮術」といって、子宮頸管が広がらないように糸で縫い縮める方法です。前後の膣を切ってから子宮口近くに糸をかける方法(シロッカー手術)と膣を切らずに子宮口よりやや下のあたりの頸管を4~5か所縫って縮める方法(マクドナルド手術)があります。縫い縮めた部分は分娩してもよい段階になると抜糸し、数日内に分娩を迎えます。

子宮頸管を縫い縮めることで、流産や早産を食い止める効果はあるのですが、手術自体が刺激になって陣痛を誘発してしまう可能性があるという欠点があります。ですから、手術後は数日間入院し、安静にして様子をみることが多いです。子宮頸管を縛ったといっても、子宮頚管が長くなるわけではありません。子宮頸管に負担がかからないように退院後もできるだけ安静に過ごしましょう。また、分娩まで張り止めを飲み続ける場合もあります。

 

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