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2015年11月3日、タレントの木下優樹菜さん(当時27歳)がVBACで出産されました。メディアでは当たり前の様に「VBAC」という単語を使っていますが、VBACとは一体どの様な出産方式なのでしょうか?

 

VBAC出産とは

VBAC(ブイバック)とは、前回のお産が帝王切開だった妊婦さんが経腟分娩(けいちつぶんべん)にトライすることです。「経腟分娩」と言うと難しく聞こえますが、自然分娩のことです。赤ちゃんが産道を通って膣から出てくる自然な分娩のことを経腟分娩と呼びます。

通常、前回の分娩が帝王切開だった場合、分娩時の子宮破裂を防ぐため、次回の出産では再度帝王切開が行われます。

しかし、医療技術の向上と、妊婦さんの「産みの苦しみを味わって出産したい」というニーズによって、1980年代以降から日本でもVBACが行われる様になりました。

現在、国内外の妊婦さんの40%~70%がVBACに挑戦しており、そのうち60%~80%がVBACに成功しています。

ただし、成功率を見ても分かる様に、VBACはハイリスクな出産です。そのため、病院で出産費用を支払う際にはハイリスク分娩加算があります。病院にもよりますが、通常の分娩費用+3万円程度かかります。

 

VBAC出産のメリットとリスク

VBACには大きなメリットと、重大なリスクがあります。メリットだけに目を向けず、リスクがあることもきちんと認識しておいてください。

<メリット>

・最も自然な形で出産が出来る。

・前回の分娩では味わえなかった「出産の痛み」を感じることが出来る。

・お腹を切らないので、分娩後の回復が早い。

<リスク>

・子宮破裂が懸念される。通常の分娩の場合、子宮破裂が起こる確率は1/1000だが、VBACの場合は1/100となる。

・分娩費用が高くなる。

 

VBAC出産が出来る条件と出来ないケース

VBACは誰にでも出来る出産方法ではありません。

<VBAC出産が可能となる条件>

・妊娠41週を過ぎていないこと。

・胎位異常のない単胎であること。

・前回の帝王切開が子宮下部横切開だった。

・前回の帝王切開適応が今回には無いこと。

・前回の帝王切開後の経過が順調であったこと。

 

また、これらの条件を満たしていたとしても、VBAC出産が出来るわけではありません。

<VBAC出産が出来ないケース>

・今回のお産の経過が良くない。

・夜間でも緊急に帝王切開に切り替えられるための施設が整っていない。

・麻酔医や新生児専門医などがすぐに対応出来る環境ではない。

 

大きな病院だからといって対応が出来るとは限りません。VBACが可能かどうかは病院のHPに記載がありますから、よく確認してから産院へ行きましょう。

 

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