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出生前診断とは、赤ちゃんが胎児のころからその状態を探り、先天的な異常が見られないかどうかを確認する診断を行うことです。生まれる前にこれらの情報を知ることの意味とは、どういうことなのでしょう。

 

出生前診断でわかること

出生前診断には、血液検査や胎盤の絨毛検査、羊水検査や母体血マーカーテストといった種類があります。

それぞれの診断では受けられる時期が異なります。新型出生前診断は妊娠10週以降、絨毛検査は9~11週、母体血マーカーテストは14~18週、羊水検査は14~16週、となっています。

比較的受けやすい検査が母体血マーカーテスト。こちらはスクリーニングテスト(ふるいにかけるテストです)の意味合いが強いため、精度は他の検査に比べ高くありません。可能性のありそうな人を選び出す、という印象でしょうか。絨毛検査や羊水検査も希望した場合に受けることができます。薦められたからといって必ずしも受けなければならないものではありません。新型出生前診断は日本産科婦人科学会から指針が発表され、その指針に基づいて各取り扱い病院で診断を受けるための条件を提示しています。その条件のいずれかに当てはまれば、受けることが可能です。

これらの診断結果は、胎児の状態を完璧に把握するための検査ではありません。13,18,21トリソミーという染色体異常を発見することができるため、先天的な染色体異常を発見することができます。

 

診断結果を受けての判断の実際

新型出生前診断が導入されてからはまだ間もないですが、以前から導入されていた羊水検査や絨毛検査を希望する人も増加傾向にあります。高齢出産率の高まりと相まって出生前診断にも関心が高まりました。

出生前診断は、本来「あらかじめ障害の有無を知ることで家族の心の準備ができるように。」ということを第一義として掲げています。

ですが、診断結果次第で中絶を選ぶ家庭も一定数存在するのが現実です。新型出生前診断の導入後、検査を受け陽性反応が検出された人たちのおよそ9割にのぼる人たちが中絶したとも発表されています。新型出生前診断は、その精度の高さから信頼に足ると考えられるようです。

 

何のために出生前診断を受けるのか

繰り返しになりますが、元々出生前診断は「あらかじめ障害の有無を知ることで準備期間をつくり、スムーズに出産から子育てに移行することができること」を目的としていました。つまり胎児の様子を見て「出産するか中絶するかの判断を行うこと」が第一義ではないのですね。

また、診断は検査結果を待っている期間、あるいは検査を受け終わった後どのような結果が出ようとも、深い心労が伴います。大きなストレスとなってのしかかってきてしまうのです。

これらの点をよく理解した上で、「なぜ検査を受けるのか、検査結果次第でどのような判断をとるのか」をしっかりと考えなくてはなりません。判断は子育てを行うママパパに委ねられている以上、深い葛藤がついて回ります。これらの葛藤は一朝一夕で拭い去れるものではありません。検査結果が重圧に変わらないようにするために、前もって十分に考えることが大事です。

意思決定の際には、様々な情報に触れることでしょう。憶測が憶測を呼んで安心したり不安に駆られたりすることもあるでしょう。適切な情報源を探すのは大変かもしれませんが、まずは公的機関の情報を十分に活用しましょう。そのあとで国立、県立などの大病院のサイトを確認したり、直接問い合わせることも可能です。身近なかかりつけ医とも、そして何より身近な家族とは1から話し合うようにしましょう。

 

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