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この記事は2017年2月6日に更新されました。

 
毎年春先に訪れるのは春一番、と、膨大な量の花粉・・・。毎年天気予報から「去年の○○倍です。」などと訴えかけられてはハラハラしながら過ごす時期。特に妊娠中は、花粉症の影響や薬の影響など、考えなければならいことがたくさんあります。眼鼻ごとすっきりとまではいかなくても、対策を知っておくことは大いに役立つはずです。

 

花粉症が活発になる時期、妊婦さんと花粉症の関係

春や秋になると花粉症に悩まされる方が大勢います。眼から涙、鼻から鼻水、こうした症状は花粉がアレルゲンとなって体内の免疫が過剰に反応するために引き起こされます。こうした症状は妊娠中であっても変わりませんし、妊娠中に新しい症状がみられることもありません。

しかし中には「妊娠期間中は花粉症が悪化した。」というようなケースがあります。全体の10%が該当するようなのですが、これはどうした理由によるものなのでしょうか。

妊娠期間中、ホルモンの分泌が増加することによって鼻などの粘膜が過敏になります。油臭さやや周囲のにおいにストレスを感じる人が増えるように、粘膜を過剰に刺激されることによって花粉症の症状が悪化するのです。くしゃみが頻繁に出るようになった、鼻水が一向に止まらない、などの症状が平年に比べて増加します。

花粉症でくしゃみが止まらず腹圧が頻繁にかかってしまうことを理由に、胎児への影響を心配する妊婦さんもいらっしゃいます。こちらも心配無用、とまではいきませんが、標準的な花粉症の症状であれば特に心配ありません。

 

妊婦さんは薬の使用はできない?

以前は妊婦さんの薬は使用しないように、という考え方が一部にありました。しかし、妊娠中の薬がNGなのは妊娠してから15週目までで、それ以降は使用を全く禁じられているわけではありません。

では、なぜ15週目まではNGなのでしょうか。それは、妊娠初期が赤ちゃんの器官を形成するとても重要な時期で、服薬によって器官形成に影響を及ぼしかねない懸念があるからです。「鼻アレルギー診療ガイドライン」にも「15週までは極力、服用を避けるべきである。」と記されていますが、第一に必要なのは医師への相談、ということになりますね。これまでも服薬は点鼻薬で花粉症を乗り切っていた方も、妊娠期間中は医師に相談してから使用するようにしましょう。

妊娠15週を越えると使用できる薬が増え、アレグラやクラリチンは比較的胎児への影響が少ないとされています。また、点鼻薬や点眼薬は胎児への影響が小さいと考えられており、特にステロイド系の点鼻薬は胎盤への影響が小さいと考えられています。使用にあたっては最も手軽に使用できる薬ですね。

また、漢方薬では「小青竜湯」がよく効くと言われています。

もちろん、どれも医師の指導の下での使用になりますので、まずは医師に具体的な詳細を伝えるようにしましょう。

 

花粉症の治療

また、花粉症には治療を行うことで症状を軽減する方法もあります。

 

<減感作療法>

2014年に保険承認された治療法です。ごく微量のアレルギー物質を何回か投与し、身体を徐々に慣れさせてアレルギー反応を減少させていきます。

妊娠中や授乳中でも治療が可能ですが、回数が多く途中で断念してしまう方も多いようです。

 

<レーザー手術>

鼻粘膜にレーザーを照射して、アレルギー反応が起きない様にする手術です。

妊娠・授乳中でも可能な治療法です。ただし、治療直後に一時的に症状が悪化する場合もあります。

 

<ステロイド注射>

徐放型ステロイドの注射療法と呼ばれるもので、1度だけ筋肉注射を受ければ花粉症を予防出来ます。

かなり評判が良く、妊婦さんにも人気が高いですのが、妊娠初期は受けないようにしましょう。

。この治療法は副作用のリスクが高く、胎児への安全性が証明されていません。妊娠・授乳中の場合は医師の指導のもと、検討して利用しましょう。

 

花粉症の対策

花粉症の対策には、薬・治療の他にも身近で行えることがいっぱいあります。これらは症状を緩和するうえでキーポイントとなりますので、ぜひチェックしてください。

 

〇部屋の環境を整える

花粉は外の空気に蔓延しているので、頻繁な空気の入れ替えはかえって症状を悪化させます。窓を開け放すようなことは避けましょう。

しかし空気を入れ替えなくても自然と外から持ち込んでくることになります。そのため着ていた衣服はしっかりと玄関先ではたき、その場で取り除くようにしましょう。ファブリーズからは「ハウスダストクリア」という、ハウスダストや花粉除去を目的とした商品が話題。ややお高いですがその効果に注目が集まっています。

空気清浄機を購入するのも一手ですが、まずは試してみたいところ。

布団などを外に干すわけにはいかないので、積極的に利用できますよ。


〇マスク、眼鏡を必ず使用する

中にはマスクや眼鏡が煩わしくて使用を避けたがる人もいますが、花粉症の苦しみに比べれば気楽なもの。特に外出中、外にいる回数が多い方は必須アイテムですね。マスクは使い捨てから3日まで使用できるようなマスクもありますが、1日1回、もしくは2回取り替えるのがベストです。眼鏡は目の症状によりますが、目がしょぼしょぼして落ち着かない方は使用を検討してみて下さい。

 

〇食生活

乳酸菌やビタミンAは花粉症の症状を和らげるために一役買います。カフェインも同様に花粉症の症状を抑える効果がありますので、適度に摂取するようにしましょう。また、帰宅後はのんびりしたい気持ちを抑えて、早めに入浴やシャワーを済ませましょう。髪の毛や肌に花粉はついているので、早めに取り除くことが落ち着くための何よりの対処です。

 

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